知れば知るほど奥が深い、お酒の世界。
初心者の方は、作り方の違いを理解することで、よりお酒を楽しむことができますよ。
この記事では、お酒の種類を製法別に解説します。
ぜひお酒を楽しむ入り口にしてください。
▼お酒の製法は大きく分けて3つ
■醸造酒
お酒の中で、一番歴史が長いのが醸造酒です。
醸造とは、食品を発酵させて作る方法のことを指し、しょうゆや味噌もこの方法で作られます。
醸造酒は、米・麦などの穀物やブドウなどの果実を、アルコール発酵させて作ります。
ブドウを発酵させて作る
ワインや、麦が原料のビール、米が原料の
日本酒が代表的です。
■蒸留酒
原料を発酵させたものを、さらに蒸留させて作るのが蒸留酒です。
原料を発酵させてできた液体に熱を加えると、アルコールが先に気化します。
気化したアルコールを冷却・抽出して、蒸留酒が作られます。
そのため、蒸留酒のアルコール度数は、醸造酒より高くなります。
ヨーロッパやロシアなどの海外の寒い国では、アルコール度数の高いお酒が体を温めるとして求められています。
ウイスキー・ブランデー・ウォッカなどが代表的です。
日本のお酒でいうと、焼酎がこれにあたります。
■混成酒
混成酒は、「リキュール」と言い換えるとイメージがつきやすいと思います。
醸造酒や蒸留酒に、果実やスパイスを混ぜたり、浸出させたりして作られています。
カクテルは、混成酒を炭酸水やジュースなどで割って作ります。
混成酒は種類が多いため、ほんの一例ですが、カンパリやカルーアなどがこれにあたります。
▼まとめ
お酒は、その作り方によって醸造酒・蒸留酒・混成酒に分けられます。
醸造酒は、原料を発酵させて作ったもの。
蒸留酒は、発酵させたものをさらに気化して、アルコール純度を高めたもの。
混成酒は、醸造酒・蒸留酒にスパイスや果汁を混ぜたもののことを指します。
それぞれの製法や特徴・背景を知ることで、味だけでなく違う角度からもお酒を楽しむことができますよ。