お酒を飲む時に、アルコール度数が気になる方もいますよね。
度数を知れば飲むペースも把握でき、よりお酒を楽しむことができます。
今回は、
日本酒のアルコール度数について解説します。
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日本酒のアルコール度数と製造法
日本酒にはどれくらいアルコール度数があるのでしょうか。
また、
日本酒のアルコール度数の特徴についても見ていきます。
■アルコール度数
お店などに並ぶ
日本酒のアルコール度数は、15度前後である場合が一般的です。
5%前後のビールや12%前後の
ワインに比べると、やや高いアルコール度数といえます。
ちなみに、酒税法上の
日本酒のアルコール度数上限は22度。
まれに店頭でも、20度前後の
日本酒を目にすることもあります。
日本酒は、醸造酒というお酒の分類の中ではアルコール度数の高いお酒だとされます。
■製造法
日本酒が醸造酒の中でも高いアルコール度数が、実現できる理由は製造法にあります。
日本酒は世界的にみても珍しい、並行複発酵という製造法によって作られるのです。
通常は果物などの糖分を、酵母がアルコールに作り替えることでお酒ができます。
しかし、
日本酒の原料である米には糖分がありません。
そのため、こうじ菌を使って、米を糖化する工程をはさむ必要があります。
並行複発酵とはひとつの容器の中で、上記のお米を糖化する工程と、糖をアルコール化する工程を同時に行う方法です。
並行複発酵法であれば、酵母が効率よく糖をアルコール化できるため、高いアルコール度数のお酒を作ることができます。
▼まとめ
日本酒のアルコール度数について解説しました。
日本酒のアルコール度数は15%前後が一般的です。
並行複発酵という珍しい製法によって、醸造酒の中で高い度数を実現できるのです。
当店では
日本酒も豊富に扱っております。
日本酒にご興味がある場合は、お気軽に店員にお声がけください。